4年前にトラックショーで知り、導入を検討していました。他社のドライブレコーダーも検討していましたが、長時間記録できるものを探していました。
インターネットでたまたま長時間録画のあんしんminiを見つけて、1時間撮れる製品ということで、現在のショックがあった時の何秒間を記録するドライブレコーダーよりは、1時間撮れれば管理しやすいかなと思ったのがきっかけです。
第一に事故の削減のために導入を決めました。実際に弊社は保険会社と話をしても、事故はかなり少ない運送屋だと言われています。それでも、事故というものは直接利益に反映してしまうので、とにかくもう事故を一件でも減らしたいという思いから導入を決めました。
事故抑止についてはその会社毎の観点があると思いますが、タクシーなどが採用している事故が起きてから10秒20秒という製品より、こっちの方が良いと思います。
今年の締めをしていないので、なんとも言えませんが、半分以下には間違いなくなっています。
こちら側に過失があるものはかなり減っていて、大事故はかなり減っています。
やっぱり社員にとっては管理に繋がるのではないかという思いがあったと思います。
しかしながら、弊社では、ドライブレコーダーを有効利用して、事故削減を図るために、チェックシートを弊社では、ドライブレコーダーのチェックシートを作りました。そして、運転の悪い運転手については、週に2〜3回、運転の良い運転手についても2週間に1回くらいチェックを入れている状況です。
管理だけではなくて、事故削減のツールとしてドライブレコーダーを導入しました。
とにかく、確認が重要だと思います。
弊社はあんしんmini100台に対して、SDカードを140〜150枚使用しています。運転手には抜かせないで、基本的に配車窓口や車庫にパソコンを設置し、そこの責任者に抜き打ち検査をさせています。ドライブレコーダーのチェックシートを作成し、本社に提出させています。そして、悪い運転者に関しては指導するというカタチをとっています。
また、特に危ないなという運転手には初めからSDカードを一枚余分に持たせます。そして、出発から一時間たったら、SDカードを交換するように指示を出します。このようにして、全部の走った記録を撮るようにします。
記録されたデータで基本的に見るのは、スピードを出しているか、交差点を曲がる時はどうか、発進・停止の時はどうか、蛇行運転をしていないだろうかなどをチェックしています。あと、例えば二車線の道路で左車線を走っているよりは右車線を走るほうが安全だとか、そういった指導もしています。
あんしんminiを選んだ一番のメリットというのは、1時間の記録が取れるということです。一時間の記録が確認できることによって、運転手の運転の仕方をよく見ることができます。
現状で発売されているものは、4年前も実は入れようと思っていました。ただ、撮れるのが何秒の世界。そのショックがあった時の何秒という世界でそれをやるのが難しいので、基本的には一時間記録できるものを選びました。
一番発見できたことは、「凄くいい運転」をしていたが、その認識が間違っているということが結構分かりました。今までその運転手はすばらしい運転手で、事故をしたらしょうがないという面もありましたが、これを見ていると、あっ、そんなにいい運転していなかったんだなとわかりました。
実質上、例えば100%いい運転をしているんだと信じていた運転手が、実は50%しかいい運転をしていなかったとわかりますし、逆に、50%駄目だった運転手が100%いい運転手であると分かることもあります。
このやはり一時間記録ができるということが重要なのだと思う。一時間記録が取れるということが安全運行にも繋がっていくことだと思います。
まだ実質上数字でまだ表していませんが、間違いなく減っているのは事実なので、それをいかに使っていくか・・・
同業の仲間内でも他社のドライブレコーダーなどを入れていますが、やはり導入時は事故の映像だけあれば良いと思っていたようです。最初弊社もそのような考えもありましたが、どうせ買うのであれば、事故の前後をわかる長時間記録できるものをと探していたら、たまたまインターネットで見つけたというわけです。
そうですね。例えば、小石川から埼玉県の戸田市まで行って帰ってきて、大体約2/3くらいの記録が取れます。その記録を取れることによってかなりの効果があげると思っています。
基本的にはそこまでまだでかい事故は起きていないので、そこまでは進んでいません。
ただ、もらい事故とかあった場合はそれを保存し整理して、今後は安全運転の講習や、危ない運転手などを呼んで、講習会を開いたりしようと考えています。
できれば、長時間のログを撮りたいですね。もう少し長時間撮れれば撮れたに越したことはないと思うので、長時間のログを撮りたいです。後は、できれば、今も現状でスピードが出る製品があると思うんですが、それにリンクできればもう少し良かったかなっていうのはあります。そうですね。それが一番ですね。
取材:照山 等
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